サボールフラメンコ舞踊教室

過 去 お も し ろ

お待たせいたしました。
以前掲載されたおもしろコーナー“
楽しいレッスン”です。

第10話 ある日

生徒A 「○曜日クラスでは、エスコビージャの訓練で、筋肉痛になっちゃったんだって。」
生徒B 「じゃあ、今日のレッスンでもその訓練やるのかしら?」
生徒A 「やだなあ!今日は、朝からなんだか足がだるくて、動きづらいって言うのに!」
生徒B 「先生って、発表会が近づくと、がぜん厳しくなるのよね。」
生徒A 「でも、まだ発表会までずいぶんあるじゃない?」
生徒B 「まだ先生の恐ろしさを知らないな。甘い甘い、油断は禁物よ。」
先生  「皆さん、それでは始めましょう!はいっ、準備体操!」
生徒A 「おっ、機嫌良さそうじゃない。安心安心!」
生徒B 「油断するな!その笑顔の裏に何かが隠されている!」
先生  「皆さん、身体の調子はどうですか?」
生徒A 「えーっと、足がだるくて動きづらいです!」
生徒B 「あっ!」
先生  「えっ、足がだるい?ほぐしてさし上げましょうか?」
生徒達 「ひえ〜っ!こわーい!」


第9話 レッスン直後

先生  「はい、それでは今日のレッスンはこれで終わりましょう。」
生徒達 「ありがとうございました。」
生徒A 「はあ〜!どっこいしょっと!」
生徒B 「あらあら、どっこいしょなんて言ったら、歳がばれますよ。」
生徒A 「しまった!疲れちゃったもんでつい・・・。」
先生  「はあ〜!やっと終わった!」
生徒B 「あーっ!先生も、はあ〜とか言ってる。歳がばれますよ!」
先生  「私のは、皆さんが覚えなくて、なかなか進まなかったこの曲が、今日のレッスンで、やっと終わってやれやれという意味の、はあ〜です。
生徒B 「しまった!やぶ蛇!」


第8話 ある日

先生  「はい、全員で!さん、はいっ」
生徒A 「やだあ!先生、そんなにじっと見ないで下さい!」
先生  「何言ってるんですか。私は先生なんだから、見るに決まってるでしょう。」
生徒A 「だって、じっと見られてると、失敗しそうで・・。」
先生  「その緊張を、克服するのです。Bさん、そこ違いますよ!」
生徒B 「どうしてAさんを見てたのに、私が間違ったってわかるんですか?」
先生  「音は聞けばわかります。耳が良いんだから。」
生徒B 「(小声)地獄耳だ!」
先生  「それも、聞こえてます!Cさん、そこもう1回!」
生徒C 「みんなの影に隠れて、こっそり踊ってたのに、どうしてわかったんだろう?」
先生  「舌を出すのが見えました。」
生徒達 「参りました!」


第7話 ある日

先生  「はい、足はこうやって、手はこうやって、顔はこの時こっち向いて、こうなったらあっち向いて・・・。」
生徒A 「もー、手も足も同時に動かすなんて難しい!手も顔もなしで、足だけだったらできるのに。」
生徒B 「わたしも、足も、顔もなしで、手だけならできるよ。」
生徒C 「じゃあ、私は顔を担当します!」
先生  「?? ・・・えーっと、次の足は、こういう風に全部で4回ね。」
生徒A 「ああ、1回だけならできるんだけど、4回続けるのはきびしいよお!」
生徒B 「ほーんと、特に4回目の最後の部分だけがちょっとだけ違うのが上手くいかないのよね。」
生徒C 「じゃあ、私が最初の2回がんばるから、Aさん私の後1.5回やって、Bさんが4回目の最後だけやって、これで解決っと。」
先生  「こらあっ!勝手に分担して踊るな!」


第6話 ある日

先生  「あらあらAさん、それじゃガニ股ですよ。ほら、こんな風に、ガニ股になってるでしょう?」
生徒A 「えーっ、そんな変に踊ってたんだ。」
先生  「ほらほらBさん、普通に歩いてるのだから、右足と右手を一緒に出すと変でしょ。ほら、こんな風に。」
生徒B 「あれえ、普通に歩いてるつもりなのに・・・。」
先生  「Cさーん、そりゃあちょっと変でしょう。ほら、こんな風に踊ってるよ。」
生徒C 「・・・て、言うんじゃない?」
先生  「・・・?」
生徒C 「でも・・・、そのあんたのモノマネ、生徒達はそんなにひどく踊ってませんから〜〜!」
先生  「えっ?」
生徒C 「・・・と、夢で先生は、波田陽区に斬られてました。」
先生  「やられたあ!切腹!」


HOME